こんにちは、パパです。
男性で長期間の育休を決心した方で、
育休前に有給を取得するか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、
第2子の出産時に1年以上の育休を取得し、
その前に20日程度の有給をつなげたわたしの実体験にもとづき、
- 育休前の有給にどんなメリットがあるかわからない
- 周りの人への配慮として問題ないか不安がある
- 収入を最大化するための考慮点がわからない
といった悩みを解決します。
本記事では、以下の2点をお伝えすることで悩みを解決します。
- 有給をつなげるメリット4つ
- 有給をつなげるにあたっての注意点2つ
有給をつなげるメリットについて
出産時に立ち会える可能性が増える
ご存じかと思いますが、育休は子の出産日から取得が可能となっています。
しかし、事前に分かるのはあくまで出産予定日であり、
実際は予定日の前後で出産することがほとんどです。
※2人目以降の出産で帝王切開と決まっている場合や
無痛分娩の場合などである程度予測できるケースもありますが、
それでも出産が早まる可能性はゼロではないです。
出産予定日から育休を取得予定で有給を取得しない場合、
出産が早まった場合は急な休暇を調整する必要があり、
都合がつかないケースだと出産に立ち会えない可能性があります。
せっかく長期の育休取得を一大決心して子どもと接する機会を増やしたのに、
出産に立ち会えないというのは大変残念です。
育休前に有給をつなげておけば、
出産が早まっても多少であれば有給中となりますので、
立ち会える可能性を増やせるというメリットがあります。
ママは大変つらい陣痛・出産の際に立ち会ってほしいケースが多いかと思います。
休暇中で確実にパパが立ち会えるというのママにとってもは頼もしいはずです!
有給中だったので慌てずに済みました。
残念ながらコロナが流行していたため立ち会いは禁止だったのですが、
入院が早まっても問題なく上の子の世話をできたのは大きかったです。
出産直前のママのフォローができる
出産直前のママはお腹が想像以上に(本当にびっくりするくらい)大きくなり、
お腹が邪魔して動きがとりにくくなります。
また、臓器が圧縮されるため、
吐き気、動悸、息切れ、頻尿などの症状が出て
日常生活が大変になることも珍しくありません。
加えて出産・育児の不安もあるため、精神的にも不安定になりがちです。
そんな大変な時期のママを出産直前からサポートできる、
というのも大きなメリットです。
休暇開始日を固定できる
前にも記載しましたが、
事前にわかるのは出産予定日であり、
実際の出産日は原則出産しないとわかりません。
育休は出産日から取得可能ですが、
出産日から育休を取得しようと思うと直前まで休暇開始日が決定できない
ということになります。
休暇開始が前後するというのは、
自分にとっても周りにとっても予定を立てづらいものです。
育休前に有給をつなげることで、
休暇の開始時期を高確率で固定できるため、
仕事の引継ぎの計画などが立てやすくなります。
これは自身にとっても周りにとってもメリットだと考えられます。
退院に合わせて休暇を開始し、
入院中に仕事の調整を終わらせようと考えている人もいるかと思います。
ただ、出産立ち合い、赤ちゃんの受け入れ準備、ママと赤ちゃんのお見舞い、
区や会社への大量の届け出など出産後にやることは多くあります。
入院中はこういった手続きで意外と時間が取られるので、
仕事の調整に意外と時間を割けないということは意識しておきましょう。
また、退院直後~産後2ヶ月程度のママは
産褥期といって、身体がぼろぼろの状態です。
「産後の無理は一生祟る」という言葉があるように、
この期間にママが無理をすると将来的にも影響があるため、
ママを極力休める必要があります。
入院後パパがしっかり家事育児をこなすためにも、
有給を取得して事前に手続きや出産準備を
しっかり終わらせられるのはかなり効果的です。
パパ主体で慣れない家事育児をこなすのは結構つらいものです。
産褥期は実家の補助や家事代行も検討するといいと思います。
なお、我が家で掃除に利用している家事代行であるタスカジについての記事はこちらです。
収入を増やせる可能性が高い
育児休業給付金は最初の半年までは収入の2/3となります。
有給の場合はもちろん100%ですから、
有給が余っている場合は、
生まれた後であっても有給を使えば単純に収入を増やすことができます。
「育児休業等を開始した日が含まれる月」から(終了した日の翌日が含まれる月の前月までの期間)です。
産後の収入アップのために月をまたいで有給を取って、
社会保険料の免除期間が減ったことで逆に収入が減った…。
ということが無いように気を付けてください。
自身の条件については会社の公開情報、
厚生労働省のサイト、他のサイトをご確認ください。
※会社で追加の福利厚生があるケースもあるので、
可能であれば会社側に確認するのが確実です。
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000814534.pdf
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158500.html
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/pdf/ikuji_r02_01_04.pdf
有給をつなげるにあたっての注意点について
取得時期は極力早く上司に報告しましょう
休暇直前に報告すると、
会社側もあなたの抜ける穴に対する体制の確保が難しくなります。
可能な限り早く、
以下の項目を報告するようにしましょう。
- 妊娠が発覚したこと
- 育休およびその前に出産準備等のため有給を取得すること
- 予定休暇期間
- 出産予定日とそのうちの想定の育休期間
これは会社のためだけの注意点ではありません。
きちんと体制を確保してもらい、スムーズな引継ぎができるようになれば、
精神的にも実務都合的にもあなたが休暇が取りやすくなります。
育休明けの有給が減る
復職したママ・パパは
子どもの体調不良問題に直面します。
保育園に通うと、
必ずと言っていいほど子どもは体調を崩す頻度が増えます。
そして、乳幼児の体調不良は意外と長引いたりするものです。
そんなときに、
ママ・パパは子どもの看病のために仕事を休まねばなりません。
保育園にもよりますが、登園できる基準が厳しい園の場合、
一度熱がでると最低でも2日休みをとらないといけないなんてことも…。
会社の制度を確認し、
職場復帰する年度に今残っている有給の繰り越しができる&子どもの看病のために使える休みが有給休暇しかない場合、
ある程度の有給休暇を残してお休みに入るほうが安心です。
ただし、病児保育やシッターなどの利用が可能であれば、
親がこどもの体調不良のたびに有給を使って休む必要はありません。
お住まいの地域で病児保育をやっている場所や費用、
シッターを頼む場合の利用料などについては、ぜひ子どもが産まれる前に調べておきましょう。
有給休暇を使う以外の選択肢があるのであれば、今のあなたの状況を優先しても良いと思います。
まとめ
ここまでで4つのメリットと2つの注意点を紹介してきました。
この記事の考え方を参考にしていただき、
うまく有給の交渉ができた、
産後にスムーズにママのフォローができた、
といった人が増えることを願っています。
なお、そもそも男性が育休を取るメリットについての話や、
ワーママの産休前の有給については以下の記事で紹介しています。
また、以下の記事で紹介しているような無料特典を活用すれば、
少しでも育休時の家計の助けになるかと思いますので、参考にしてみてください。
ではまた!
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